5.自作ドール着手、倉庫化する我が家

この頁では、自分が追い求める『可愛い』を追求した結果、服どころかウィッグやお顔の製作まで手を出してしまったドールオーナーの末路。そして倉庫となった我が家の道のりを書いて行きます。

『自作ヘッド』に初めて触れた日

ある日、私の製作したお洋服のファンだと言って下さる方から、その方(以下Hさん)が製作した自作ヘッド(オビツ1/6ヘッド)をプレゼントして頂くという事がありました。

私は当時AZONE信者でしたが、お客さんからのお洋服互換性有無の質問に答える為、オビツボディも複数体所持していました(倉庫化に拍車がかかっていた原因)。お洋服によってはどちらにもキレイに着用できたりするので、そんなときはピュアニーモボディ、オビツボディと両方に着せた状態の写真をUPしたりしていたのです。

Hさんは自作ヘッドを製作販売されている方で、ウチのお店のお洋服も着せて販売しておられました。そしてウチのお店のオビツボディ・・・着用の互換性確認のためだけに所持していたので、専用のお顔が無かったんです。

そんな経緯もあり、普段自作子ちゃん製作を楽しまれているHさんのご厚意で、私好みのヘッドを製作して下さいました。

最初は有りがたいな~と軽く捉えていたのですが、届いてビックリ。えっなんだこれは。めっちゃ可愛い。え、めっちゃ可愛いし最高なんだが?????

世界でただ一人、自分だけのドール

すごく当たり前なんですが、プリントでもなくきちんと手描きされた温かみのあるヘッドです。筆跡もちゃんとわかります。なにより、すごく可愛い。

この子、世界でたった一人しか居ないんだ!!!

私好みの注文を受けて製作して下さったので、それは当然のごとく超可愛いのですが、何より『世界でただ一人の自分だけのドール』という事実が嬉しい。こんなにも嬉しいものなのか!!!と衝撃を受けました。

ただ頂いたのはヘッドのみ。ボディは有るから大丈夫として、問題は髪の毛です。我が家は大所帯ですが、植毛ヘッドの子ばかりなので1/6サイズのウィッグは有りません。とりあえずネットで探そう・・・と思い立ちます。(私の居住区は田舎のため、近くにドール関係のショップはありません)

ウィッグを自作しだす

ウィッグを探すこと数日。1/3サイズのウィッグはけっこう好みのスタイルが有るのに、1/6サイズのウィッグで好みのスタイルが見当たらない。どうしようかな。

よし、作ろう。

無いなら作れば良いじゃない!せっかく私好みの超可愛いお顔の子なのに、髪の毛で妥協したく無かった私。どうせなら髪の毛もひっくるめて、全部好みの子を作りたくなりました。ウィッグの製作材料自体なら割と手軽に手入できそうな事もわかり、ネットやYouTuberを見漁って製作手順を何度も確認。イケると判断します。

材料を揃え、四苦八苦しながら作る事3日間。3日でウィッグって作れるんだ~!と感動しながら初めて作ったウィッグは、今見ると色々と粗だらけですがそれでも自分の好きな色とスタイルで作れた事に感動を覚えました。そして、装着。

世界でたった一人だけしかいない『ウチの子』が完成した瞬間でした。

かっ・・・・かわいいいいいいいい!!!!

つい叫びたくなる気持ち、何かしらを自作したことがある方なら分かって下さるかと思います。そして私は、それなりにウィッグがうまく作れてしまったことで、ウィッグ製作という楽しい活動をまた一つ見出してしまいます。

どんどん増える製作趣味

【世界にただ一人っこ】というドールの性質に心を奪われてしまった私。ウィッグ作りも楽しかったし、次は『お顔も自分で描いてみようかな?』という思考回路に進んで行きます。困った事にドール服販売の黒字分でサクッと揃えられる金銭状況でもあったのです。

ただ1/6サイズは小さいし難しそうだったので、1/3サイズの子から自作してみようと考えます。1/3ドールはお高いけど、ヘッドだけ作れるようになればボディを使い回して別の子も作れるのでは?という事を考えたからです。

そしてウィッグ製作の時と同じように、有識者のブログやYouTubeを見漁り、材料を揃え、お顔製作にも着手して行きます(オビツやパラボヘッドがメイン)。

後に100均からドールヘッドが発売。気楽にお顔を描けるようになったせいで、ドールヘッド製作熱は加速していきます。

こうなってくるともうどうしようもなく、部屋が・・・倉庫・・・!!!

かくして楽園系倉庫部屋が完成

ウィッグとヘッドに関しては製作日数も浅く下手くそな自覚はあったので、販売して減らすという発想はありませんでした。が、それでもかなりの頻度で作り散らかしていたせいで、完成品の他にもウェフト(ウィッグの材料の毛)やら素体ヘッドやらの材料が気づくとゴロゴロと増えていました。

ドール服に関しては一人あたり3~4着分くらいしか保存していなかったので(とはいえ当時30体以上はいたので、総数はたぶん100着超えていましたが)衣装の保管場所自体はそこまで増えないのですが、そもそもドール自体が大人数

このうえ、他にも製作材料が増えてしまった我が家は、どこからどう見ても立派な倉庫としか言えない状態になっていました。ドール達の居場所も5~6人は常に飾れるスペースは確保してあるものの、全員なんてとても出せない状態です。

材料保管でほぼ埋め尽くされた我が家。とうぜん、販売用の撮影をするスペースも浸食されており、撮影するたびにモノをどかしてスペース確保したり、そんな状況にまでなり果ててしまいます。

モノをどかすのが面倒になると、販売用の撮影も面倒になります。衣装製作よりも、販売することのないウィッグやお顔製作が楽しかったということもあり、私の出品ペースはどんどん下がっていきました

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