この頁では、どんどん増えるドール達と、初めて1/3ドールをお迎えした経緯。そして楽園系倉庫部屋へと突き進む様子までを書いていきます。
止まらないドールの増加
ドール服ディーラー活動を始めてから約2年が過ぎた頃、そこそこの売上を出せるようになった私は困っていました。
『ドール服販売で稼いだお金はドールに還元する』というルールに則り、稼いだ金額で好みのドールをお迎えし続けた結果、気づいたらウチのお店のモデル達は1/6サイズが6人、1/12サイズに至っては10人以上という、20人以上の大所帯となっていました。
このままではマズい。どんどん増えてしまう。と、焦った私は考えました。
『だったら、小さい子を我慢して1/3サイズの子をお迎えしたら良いのでは?』
ちょっと待て。オマエは作った衣装の置き場が無いから販売を始めたんじゃなかったのか?と今ならツッコミたくなる思考回路ですが、当時はドールに最高潮に狂っていた時期です。自分の考えが最高に素敵な最適解だと本気で思っていました。
初めて迎えた1/3ドール
黒字分を貯め続けること数ヶ月。またまたAZONEさんから、今度は1/6でも1/12でもなく、諭吉が5人は必要な1/3ドールを人生で初めてお迎えしました。
存在感が・・・すっごい!!!
最初の印象はそれでした。お迎えした方なら分かると思いますが、大きなドールは存在感がすごいですね。当時まだ入れ目の子に抵抗があった(というか怖かった)ので、50cmのアニメ調描き目の子をお迎えしました。が、この子が超可愛くて可愛くて、心拍数を平常に保つのに苦労しながら開封したのを覚えています。
新しいサイズは衣装製作が燃えます。とりあえず実験的に衣装を作ってはお着替えをさせて・・・と楽しんでいましたが、ここで一つ気づいたことがありました。
大きい子は衣装に凝れる!!!
サイズが大きいから、今まで1/6や1/12では出来なかった装飾が可能になったのです。あと裏の処理もしっかりできる!これは・・・楽しい!!
楽園系倉庫部屋の入り口
やっかいな事に私は、楽しい事はがむしゃらにやりたくなる性分です。そんなわけで大きい子のお洋服製作にハマるのですが、大きいドールということは衣装も大きいのです。当たり前なのですが、1/6サイズの3倍の大きさはあるんです。
そう。ウッカリ沢山作っちゃったけど、またしても保管場所が足りない問題が発生。
学習能力が無い私は振り出しに戻ります。再びヤフオクで出品し、だいたいの相場を把握。そしてまたまたハンドメイドサイトのお店で、今度は1/3サイズの衣装も販売することになります。販売開始から3年目のことです。
とんどん広がる販売服サイズ。そしてありがたい事に、よく売れました。
そう、売れちゃうのです。売れると言うことは黒字分が出るということで、そしたらまた材料を買いドールが増え・・・を繰り返し、販売開始から5年の歳月が流れました。
気がつけば我が家は、1/3ドールが4体、1/6ドールが10体、1/12ドールに至っては多分20体以上(当時数えた最高人数は38体だったので、おそらく24体)という、それはそれは凄まじい状況になっていました。
ちなみに当時はAZONE信者だったので、ALLアゾン子(男の子もいました)です。
ドールはとても可愛い。可愛いけど、多すぎるのも考えものです。ここまでくるともう私が大事にしていたハズの空間の余白なんてモノはありません。増えすぎたドールと布と製作材料、それらを収納するためのカラーボックスや収納ケースで部屋は埋め尽くされていました。
人には身の丈にあったモノの数量というものが有るはずです。なのに当時の私ときたら、息苦しさと圧迫感を感じながらも大好きな可愛いお人形達に囲まれたこの空間を楽園だと信じて疑いませんでした。
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