7.シンプル部屋とドール趣味の相性の悪さ

この頁では、シンプルな部屋&ドールライフを両立させるためにあれこれ模索していた時期の話を書きます。表題の通りなんですけど、シンプル部屋とドール趣味は相性が最悪です。

製作系グッズを手放しまくる

カラーボックス一つ分を処分できた私は、使用頻度の低いドール衣装製作系グッズを手放していく所から始めました。

ドール服ディーラーという活動にも片足を突っ込んでいた為、ヘッドやウェフト以外にも布やドール服小物を大量に所持していたのです。中には新品もありましたが、ほとんどが中途半端に使ったもの。貧乏性+保有心理ゆえに、それなりの大きさが有ると捨てられなかったのです。その量、3段カラーボックス約3個分。

まずはここから処分を開始しました。ドール用衣装として集めた布は柄が細かく薄手なので【パッチワーク用ハギレ】としてまとめてメルカリに激安で出品。これも良く売れたので、製作系布小物はカラーボックス1個分を除いて処分することができました。目的がシンプルな部屋にする事なら、ケチらず安く出品してとっとと片付けていくのがポイントです

この時点でカラーボックスで占有されていたスペースが開き、人間一人が床で寛げるスペースが生まれます。やったーー!!!ていうか床で寛げなかったんかい!っていうツッコミはさておき。・・・まじでモノが多すぎて当時はカラボが乱立してたんです。【小物が増え⇒収納を買う】の倉庫部屋スパイラルに陥ってたので。

ドールを手放すまで

とはいえまだまだ部屋は倉庫。片付けに勢いづいたとしても、自作子も含めて40体以上のドール本体たちが部屋を圧迫しているのが現状です。ドールはさすがに手放せない。だって、どの子もみんな私がお迎えした可愛い可愛い子たちだもの。

だけど、これ以上部屋をスッキリさせるにはドール本体を処分しなければならないという事はハッキリと自覚していました。部屋を広く出来ないのだから、今有るモノを減らすしか無いのです。そう、本当に忘れがちなんですが、ドールはモノなのです。どんなに私が思い入れようとも、命のある生き物では無いのです。

モノはいずれ朽ちていきます。可愛がられる為に作られたのに、飾るスペースも有限な我が家ではほとんどの子が収納ボックスで保管されている状態でした。しかも色移りが怖いという理由でスッポンポンのままで保管。更にお迎えした時に2~3回遊んで以来、眠りっぱなしの子も居ます。いずれまた出して遊ぶとは思いつつも、これを可愛がっていると言えるのか・・・

自問自答しながらメルカリで製作材料の出品を続けること2ヶ月。常に表に出ている子が4~6人な事も考えて、私が快適に楽しめるドール所有数はもしかしたら6人が限界なんじゃないかという結論を出しました。

ドールを手放す時

そしてついにドール本体を出品します。悩んだ結果、お迎えしてからほとんど遊ばなかった子を3体ほどを選んで里子(ドール界隈では中古で売りに出すことを『里子』と呼びます。つくづく面白い世界です)に出しました。売れないと決意がしぼんでしまうので、購入額の半値以下で出品です。結果はどの子も1時間ほどで買い手が付き、オマケとしてその子用に作った衣装も付けて発送したら、とても喜んで頂けました。

私はほとんど遊んであげられなかったけど、こうやって里子として出して、次のオーナーに可愛がって貰えるのなら良いかもしれないな。そして私は、私自身のドール売却というハードルを少しづつ下げていきました。

自分にも言い聞かせる為に何度も書きますが、ドールはただの無機質な物体であり、そこに意思はありません。理解もしています。だけど【里子】【お迎え】といった単語を使用してしまうあたり、どうしてもただのモノとして扱うにはハードルが高く感じてしまうドールオーナーも多いんじゃないかと思います(私含む)。

だけど、やっぱりドールは可愛い

取捨選択を繰り返し、ようやくドールの総人数も少なくなってきた頃。だいたい約半数の20体くらいまで減らした事により、収納ボックスにまみれた地獄のような楽園倉庫だった私の部屋は、かなりスッキリとした空間になっていました。

今まで出せなかった子達の飾るスペースもでき『私には5~6人が限界なんだわ』と思った決意はどこへやら。これ以上減らすのは無理~と限界を感じます。

ほぼ毎日のようにドールやドールグッズを出品していたメルカリも、この頃から出品頻度が落ち着いていきました。それでも毎日なんとなくメルカリを眺める日々が続きます。そして見つけてしまうのです・・・好みドンピシャな海外ドールを。

ふと見ると、出品しまくった分の金額がメルカリ残高として残されていました。もちろんその金額は、自分が購入した際に払った金額の半分以下の金額であり、その分貯められたかもしれないお金でもあります。

でも私は馬鹿なので、こう考えてしまいました。『あれ?この売上金でこの子をお迎え出来ちゃうじゃん!!!』と。

シンプルライフを手に入れたい。そのためにドールを減らしたいと思っていた私はいずこへ。減らしたとはいえ、まだ20体はドールがいる我が家に初の海外ドール(メルカリ里子)をお迎えしてしまうのでした。大馬鹿者ですね!!

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